冷え性を放置していませんか?Part1

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こんにちは。

現役看護師セラピストの赤坂知枝です。


毎日寒い日が続いていますね。

寒いと体が縮こまってしまって、全身の筋肉がガチガチになって疲れてしまいますよね。


さて、今日は冷え性のお話です。

足先が冷たくてなかなか寝付けない、お風呂に入ったのにすぐに手足が冷たくなる、厚着をしても寒い、なかなか痩せない…
こんな症状がある方は冷え性です。  

冷え性だと何がよくないの?生活にはあまり支障はないんだけど。
そう思われる方もいらっしゃると思います。

女性は元々男性と比較すると冷え性の方が多いです。
それは男性と比べると筋肉量が少なく、脂肪が多いからです。

筋肉は、体温を調整する上で重要な役割を果たしています。
筋肉を動かす時にはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを生み出すときに熱が発生します。また、筋肉には血液を循環させるポンプ機能があります。 身体の熱は血液が運んでいるため、筋肉が少ないと血流が悪くなり、冷えの原因となります。

また、脂肪は一度冷えると温まりにくく脂肪には血管が少ないため、外気温に触れると自分で温めることができず、冷えの原因となります。

また、女性には月経があります。
月経の関係で血液が少なくなると、手足など末端まで血液が行き届かなくなり、熱が届かないため身体が冷えてしまいます。
またホルモンバランスが変化し自律神経が乱れることも冷えに関係しており、
更年期になると冷え性になることが多くなるといわれています。

・冷え性が体に及ぼす影響とは?

例え体の不調が起きていても、まさか冷え性が原因だとは思われないかもしれません。


ですが、冷え性はこんなことにも影響しています。


1.免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる


異物が入ってきた時に攻撃する役割を持つのが白血球の一種である「リンパ球」。リンパ球は体温が36.5度くらいでいちばん活性化するといわれています。

体が冷えている状態だとリンパ球の働きが鈍ってしまい、免疫機能が低下してしまいます。よって、病気にかかりやすくなってしまいます。

昔から風邪をひきやすい方いらっしゃいませんか?もしかしたら冷え性が原因かもしれません。


2.内臓機能の低下


体温が低くなると、体内で酵素を生産できなくなったり、すでにある酵素の働きも鈍くなってしまいます。酵素には食べ物を吸収しやすいよう消化・分解する役割と、栄養を身体の細胞に届ける代謝の役割があります。

体温が低くなることで酵素が働かなくなると、食べ物の消化活動に負担がかかり、代謝が落ちてしまいます。代謝が落ちると熱も生まれなくなるため体がどんどん冷え、血管内に老廃物が溜まってしまい詰まりがちになるため、さらに血流が悪くなる悪循環に陥ります。

ダイエットしているのに、なかなか痩せない…そんな方いらっしゃいませんか?


3.卵巣機能の低下


女性の骨盤内には子宮や卵巣、膀胱、腸などがあるためお腹の血流が滞りやすいです。また、月経時は排出される血液が多く、熱を伝える血液が末端まで届きにくいため、冷えを招いてしまいます。

冷えが強いと子宮や卵巣まで十分な血流が行き届かず、卵巣嚢腫や子宮内膜症などの病気にもかかりやすくなると言われています。

また、血流が悪いと子宮に十分な血液が送られないため、受精卵が着床するために必要な子宮内膜が厚くなりません。そのため子宮内が着床しづらい環境となり、不妊の原因になると考えられています。

冷えが強いと生理痛も強くなる傾向になります。

女性にしかない子宮と卵巣を守るためにも冷え性改善はとても大事だといえますね。


たかが冷え性と思われがちですが、改めて考えてみると体への影響がとても大きいことがわかりますよね。


次回はさらに深掘りして、女性ホルモンと自律神経への影響についてお話していこうと思います。

昔から「女は体を冷やしたらいかん」といわれる理由がわかりますよ。


ではまた!

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